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花火と爆弾

テレビで北朝鮮が韓国の島に爆弾を落とし町を破壊する映像が流れた。
民間人を含む死者が4人、そのほか、けが人や家を焼けだされた人が多数。
衝撃的な事実だ。
それでも、本当に起きているという実感があまりわいてこない。
平和ぼけしているのかもしれないが、僕は戦争を知らない。
実感がなくとも隣の国で死人が出ているのはまぎれもない事実。
もし、自分や家族の家に爆弾が落ちて家族が死んだら僕はどう思うだろう。
きっと、悲しみに明け暮れ、爆弾を落とした国や人を強く憎むだろう。
悲しみと憎しみ以外には、想像がつかない。
その憎しみは、消える事なく記憶に残りそれが、
また、戦争の火種になるのだろう。
韓国と北朝鮮、アメリカと中国、そして、日本は何をするのだろう。
何かの番組で、長岡の花火職人が特集されていた。
もういいお年の方で、長年花火を作っている職人である。
あるとき、花火に準備をしているとランニング姿の男が
打ち上げ場所の近くで作業を眺めていた。
その職人は危ないのでここは立ち入り禁止だといって、
その人を追い払った。
後に近所で山下清画伯の展示会があり、
その職人はそこに足を運んだ。
そこには、美しい長岡の花火が切り絵になり
職人の打ち上げた花火が写真のように描かれていた。
あのとき、注意したのは山下清画伯だったのだ。
声はかけなかったが、職人は親戚からお金を借り
その絵を買った。
その絵は、今でも年を取った職人の宝物であり、
大事にしている。
山下清画伯は、正確ではないがこんなことをいっていたらしい。
『戦争に使う火薬をみんな美しい花火に使えばいいのに』と。
その職人もまた、戦争を知っている。
そして、長年にわたり平和への祈りを込めて花火を作って打ち上げていた
といった。
戦争のつらさを知っている人たちは二度と繰り返す事はないだろう。
でも、戦争を知らない僕らはどうだろう?
とても危ういかもしれない。
それでも、昔の本当に悲惨な戦争の事を"知る"努力をしていけば
平和な世界に繋がっていくような気がする。
知っていれば繰り返す事はないけれど、
知らな蹴れば、繰り返してしまうだろう。
世界が平和でありますように。









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