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青い森の都

どーもです。先日まで東北にトリップに出かけていました。かなり内容濃い10日間だったので、そのときのレポートです。
1月6日
いつもの通りあまり予定をたてず、とりあえず八甲田を滑る事と、6日の夜に出発という事、8日の昼までにブルーもリスさんに行くという事だけ決まっていて後は行き当たりばったりのフリースタイル。メンバーは、僕といっちゃん、五名あっちゃん、それから、川ちゃん。ナベさんはめずらしく風邪でダウンで出発できず、残念。
旅のパートナーは、SUBARUサンバーとSUZUKIキャリー軽ワンボックス2台これに2人づつ乗り込んで、テントやマット寝袋おもちゃとにかく旅を快適に過ごせるアイテムを車に積み込んで、準備完了。今回のトリップは、スノーボード以外にも削りだしのボード”雪板”の撮影もかねていたので削ったばかりのボードを3枚も積み込む。
すぐには出発できないのが僕らのスタイル。ナベサンの家でさんざん出発のミーティング、倒れそうになりながら、結局夜9時を回ったくらいに東北に向けてて出発した。旅の出発はいつでも期待に満ちていて、何ともいえない最高の気分である。
その日は5時間ほど車を走らせ、新潟のを抜ける手前でパワー切れで失神就寝。軽ワンボックスが僕らの家である。
1月7日
車泊の良い所は寝心地や寒さののおかげであまり遅くまでは寝られず、8時前に起床。ダラダラと準備をして、朝の空気をいっぱいに吸い込んで一路青森へ。毎年、走っている日本海沿いを北上する。長野には海がないから、たまに海を見るとなぜかうれしく気持ちがいい。奇麗な波が砂浜に打ち寄せる。
海は広いな、大きいな。行ってみたいなよその国、、、、。
右手には、鳥海山が見える。とても大きな山で、いつも眺めながらいつか行ってみたいと思っている。美しい。
さらに、北上し海沿いを走ると白く恐ろしく巨大な風力発電機が、風邪が吹かず静かに止まっている。
外も暗くなり始めた頃には、青森にはいりご飯を心配していたが、今日は安易に吉牛にはいる。安いのうまいの早いの!!うれしい事である。でも、アメリカ牛は食べない。
おなかが満たされたら、寝床探し。旅にでていつもお世話になるのは国土交通省の管轄の"道の液"である。道の駅は今の時代、地方では非常に大きな役割があって、地域の人たちが産地の野菜や果物、特産品を販売したり、休憩所を近所の人たちが会議に使ったり、トラックの運ちゃん、僕らのようなスノーバムがステイしていて、どこもなかなか活気づいている。
今日の寝床は"アップルヒルなみおか"リンゴの生産量日本一らしい。
狭いワンボックスに4人で乗り込みミーティング。ついつい遅くまで盛り上がってしまい、あまりいい事ではないけど旅では常に寝不足気味になる。24時間を有効に楽しもうと思うと睡眠を削るしかないのかもしれない。
1/8
目を覚まし、外を見る。雪はつもっていない。今日は、約束していたブルーもリスの工場にお邪魔した。その前に時間があったのでいっちゃんと二人でホタテ丼を食べた。海の幸さいこう!!
今回は、僕らの作る山喜ウッドコアがサンプルで、他のブランドに入る事になりその打ち合わせと、他にも単純に80年を超える歴史を持つスキー工場を見たかったのだ。
工場の方々は、いい人たちで僕らのながい話しを嫌な顔もせずに利いてくれた。ここで使われるウッドコアは輸入材がほとんどである。日本の他の工場でもウッドコアは、海外からのものが大部分を占めている。コスト面や加工の手間などを考えると輸入に頼らざるえない現状もある。でも、先の未来を考えた時、ヤッパリ国産の木を使い国内の森を育て、未来につなげる事は有効である。森の整備が進めば、森は多くのCO2を吸収し、僕らを助けてくれる。木を使う会社は自分たちの出すCO2を自分たちの森を育てる事で、吸収源として大きな役割を持つ。整備すれば吸収源としての森の価値もあがり、伐り出した材をスノーボードに使えればかなりの可能性があるように思う。海外に森を育てる企業もあるが、日本の森にも目を向けてほしいものだ。
それから、ヤッパリ地元の木を使って地元で作ったカッコ良くていいスノーボードができたら、そこに暮らす人たちの自慢だと思う。僕らは長野のカラマツでできた自分たいのスノーボードを自慢だし、誇りに思っている。いつかそれぞれの地域でそれぞれの地域の木を使って地域のオリジナルスノーボードができていったらうれしいなぁ、、、という気持ちを伝えてブルーもリスさんを後にした。きっと、みらいにつながるだろう。アッちゃんと川ちゃんは今日は弘前城を見に行っている。
とりあえずこれで、当初の予定は達成されたので後は滑るのみ。
早速、あっちゃん達と合流して八甲田を見にってみた。あいにく上までは見えず、下のモヤスキー場をチェックする事にした。ナイターの光がキラキラと雪の斜面を照らしている。早速、"雪板"を準備しハイクして、パウダーラン、このトリップの初滑りである。しかも、初滑りはスノーボードじゃなくて、雪板。その後、いっちゃんがカギを落としどうなる事かと思ったが、奇跡的にパウダーの中から発見した。旅は何が起きるかわからないし、たまにこういうミラクルがあって楽しい。
とりあえず満足したので、明日から八甲田にあたっくである。といっても初めてなぼくらは右も左もわからないので、去年の東北トリップで会った保坂竜馬君に連絡を取ってみた。突然の電話にも親切に対応してくれた竜馬君が八甲田のガイドをしてくれる事になった。しかも、家にまで止めてもらった。高い天井と暖かい部屋は、僕らの身体を癒してくれる。ありがたい。
1/9
散々飲んで寝る前に朝一のロープウェイに乗る感じでという、人ごとのような無理そうな約束をして寝たけれど、予定どうり朝一には乗れる時間には出発できず、何とか朝三に乗り込んだ。竜馬君がガイドで、僕ら4人と八戸の堀内さんと君、それから、フィルマーの岡ケンも新潟から快く来てくれた。ありがたい。かなり岡ケンは強引にさそったのだけど。
初日から雪が積もっていてコンディション良さそうで、東北の旅はいつも相性がいい。竜王のようなロープウェイに乗って頂上に向かう。乗り場と降り場では全く天気が違っていて、頂上からは何も見えない。
初めての八甲田でかなり上げ上げで竜馬君の後について様子を見ながらセッションスタート。八甲田モンスターツリーの中の細かいウインドリップがバンクになっていてかなりテクナカルだけどすごい地形。そこを抜けるとブナの林に変わりモコモコと少しだけウインドリップの形が変わる。まるで海のように感じる。さらに進むと風もないのでかなりモコモコとした気持ちのいい間隔ブナ林がどこまでも続く。程よくギャップもある小さなブナもある健全な美しいブナ林。僕らが滑る場所にはよくブナ林があって、どこのブナ林もなんとも優しい。
最後はそこから、コースに合流して滑っていく。ローカルなラインがあって、他にツアーコースのトラックがある。この日は、3回ロープウェイに乗り、竜馬君が良い所につれていってくれた。晴れていないとホントに迷子になってしまいそうな広くどこも似ていて、うかつにツリーに入るとめちゃくちゃ歩くか、遭難してしまうだろう。
今日はスクランブルの堀内さんのジャパンエアーがかなりカッコ良かった。スノーボードの後は今日も“雪板”をした。八甲田の頂上は雲が掛かっている。
かなり調子のいい深沢温泉(350円ここのおじさん、おばさんはのんびりでかなりいい雰囲気)に行って、今日は竜馬君家でナベをして、また、泊めてもらった。ナベは川崎やのおいしいキムチナベスペシャル。駐車場を貸してもらっていたローカルのケン君も来てくれて最高のナベバーティー。旅先で地元の人と出会えるのはホントに貴重だ。
1/10
次の日も朝一のロープウェイを狙うが早起きは難しい。道路の渋滞もあって結局朝3くらいになってしまったけど、まあまあいい方である。
スキーを持ったおじさんや長いボードを持った渋い先輩たちが今日も並んでいて、ホントに好きで好きで仕様がないといういい顔をしている先輩達を見ているとこっちも上げられてしまう。
3本目くらいまではけっこう視界も良くて、昨日滑っていたし少しだけ感じがわかる。でも、やっぱり雪と風邪のおかげで昨日とはまた違った地形とボリューム感。岡ケンとccdカメラをゴーグルにつけてみんなを追い撮りする。初日は手にカメラを持って滑ってみたけど、ヤッパリ何ももたないで、撮影できるのはかなり調子がいい。ブナ林と木漏れ日の中を駆け抜けるアッちゃんと竜馬君、いっちゃん。いつもやわらかい森の中を滑っている好きモノたち。午後は予定通り天気は下り坂。この日は4本滑って終了し、今日は八甲田の駐車場に泊まる事にしてテントを貼った。ここに来る前に、GREEN.LABでテントを買った。寒くてもせっかく買ったので使う気満々でこのたびに来ていた。マットもこのテント専用のかなり厚めのモノを迷って結局買ったのだ。やっぱり床を分厚くすると快適ななる。テントを貼り終わってこの日も深沢温泉に行き、テントでナベをして寝た。スキー場の下で寝るのは慌てなくていいので朝ご飯もしっかり食べられるし、ガソリンも使わないし一番調子がいいかもしれない。しかもテントがあればみんなでゆっくりミーティングもできて最高である。
1/10
今日は朝に北海道からバブルスさんが合流する事になっていて、僕らはテントでゆっくりとコーヒと好物のパンのブレイクファースト。外から見るとかなりハードコアで辛そうにも見えるけど、すめば都で中は快適。二度寝できそうである。竜馬君が到着してバブルスさんも予定通り到着して早速ロープウェイへ。わざわざ北海道からこの旅に来てくれた。今日は視界も良くてゆきも少し積もって今日も柔らかそうである。3日目なので昨日よりまた少し慣れたような気がするが、景色はまたボリュームアップしていた。早速、コンディションをチェックで一本滑ってみる。今日もかなり調子がいい。バブさんも加わってさらに盛り上がる。二本目は、上の方で少し撮影をしてそこから下はノンストップで行く事にした。アッちゃんがゴーグルにカメラをつけてみんなを追い撮りしていく。このカメラはかなりワイドに映るので臨場感のある迫力映像が期待できるのだ。しかもカメラを持たなくていいので撮影のストレスもなくかなりの優れものである。
今回八甲田に来て地形もわからないし、視界も良くなかった事もあって何度か止まりながら滑る事が多かったけど、この一本はノンストップで行く事にした。ノンストップは最高である。
ウインドリップが波波と並ぶモンスターの林を通り抜ける。バンクto
バンクでしかも、同じ形はひとつもない。新鮮でテクニカルで常に先が見えないが、前に現れるナチュラルアイテムを瞬間的に楽しむ。
モンスターの林を抜けるとブナの林になり、そこはさっきまでの景色とは違い何とも柔らかいクリームのようなノールの斜面が続く。まるで海のようにも思えるし、大きな川のようにも思える。意識は雪を通して地球と一体になる。ブナ林から届く木漏れ日をうけて、風を切り、粉雪を舞い上げて、雄叫びを上げる。森に吸収され僕らは雪の中に融けていく。
この一本は、本当に印象的だった。みんな、笑いが止まらない。八甲田,最高!!
この後もう一本滑ったが、この日の2本目のランは記憶にしっかりと残っている。この日で八甲田を後にして八幡平方面へ移動するよおていにしていたので、みんなで少しゆっくりしてからテントをたたみ出発の準備をした。竜馬君や地元の人にお礼を言って、とりあえず温泉に入って、一日目に泊まった道の駅アップルヒルなみおか向かった。車は4台バブさんが加わった。今日の温泉はスカユ温泉(600円)。目にしみるお湯は肌に良さそうで、しかもここは混浴である。八甲田周辺はホントにいい温泉が多い。まあ、車泊とテント泊の僕らには温泉がライフラインである。
旅は続く、、、。











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ローカルの健

竜馬の話によると、このブログをUPしているのは、2LO君だったと・・・ゴブサタしておりました。

ローカルの健のクセに、こちらが豪勢な接待を受けてしまった事に、とても感謝しております。1LO君、2LO君、5名君、川ちゃん、それから撃沈カメラマン君。大変お世話になりました!
また、八甲田に来ることを願って・・・
GREEN.LABにとって最高の年でありますように!
by ローカルの健 (2008-01-30 08:31) 

GREENLAB

どーも。先日はありがとうございました。そっちの調子はどうですか?長野の雪もなかなかいい感じになってきました。またまたぜひ、遊びにいきますよ!!宜しくです。
by GREENLAB (2008-01-30 22:25) 

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